「将来、年金をもらえるかわからないし、資産運用を始めたいけど、何から始めたらよいかわからないな~。」
そんな方の疑問に答えます。
記事の内容
- なぜ、資産運用をするのか考える
- 生活資産と運用資産
- 投資信託でS&P500関連
- 口座開設
この記事を書いている僕は、投資歴が約2年ほどです。
コツコツ投資してきた利益がコロナでマイナスになっていましたが、やっと戻ってきました感じです。
まだまだ初心者ですが、僕自身も日々、勉強中です。
今、資産運用を始めようか迷っている方、この記事を読んで是非スタートしてみてください。
なぜ資産運用をするのか考える
そもそも、なぜ資産運用をするのでしょうか?
お金を増やしたいから?今の生活水準では不満?何となく将来が不安?
人それぞれ目的はあると思いますが、それぞれ違っていて良いと思います。
考えておくべき3つのポイントにそって、説明していきます。
- 将来への備え
- 現金の価値が減る
- アメリカと日本の資産保有率の比較
将来への備え
昨年、ニュースに年金2000万円問題が取り上げられたように、現役世代は自分で老後の資産を蓄えておかなければなりません。
ただただ銀行で貯金をしていればお金が増えた時代はとっくに終わっていて、自分で考えて自分の将来に備えていないと、老後に不安な日々を送ることが容易に予想されます。
ずっと自分でお金を持っていれば無くなる心配はありませんが、お金の価値は減る可能性があり、賢明な選択とは言えません。
次にお金の価値について説明しますね。
現金の価値が減る
今、日本銀行では毎年、物価2%上昇を目標として金融政策を行っています。
これがどういう事か、想像できますか?
例えば、100万円の車が売っているとします。
来年には物価が2%上昇していることになるので、100万円で売っていた車は来年には102万円を支払わなければ購入することができません。
すなわち、同じ金額のお金を持っていた場合、将来的に購入できるものが少なくなり、実質的にはお金の価値が減ってしまいます。
アメリカと日本の資産保有率の比較
では、どうやって価値が減ってしまうお金を守っていけば良いのか、ということに対して、アメリカと日本の資産保有率の比較をしながら答えていきます。
早速ですが、こちらが日米の資産保有率の比較です。
(単位:%) | 現金・預金 | 債務証券 | 投資信託 | 株式等 | 保険・年金・定形保障 | その他 |
日本 | 53.3 | 1.3 | 3.9 | 10.0 | 28.6 | 3.0 |
アメリカ | 12.9 | 6.5 | 12.0 | 34.3 | 31.7 | 2.7 |
日本は圧倒的に現金保有率が高く、アメリカは株式保有率が高いですね。
現金で保有していても資産は目減りしていくため、アメリカでは株式として資産を保有して、現金が必要な時に現金化して使っていくという考え方です。
生活資産と運用資産
では、いったいどれくらいの資産を運用すべきなのか?といった疑問に答えていきます。
これは人によって意見が異なりますので、あくまでも僕の考え方です。
まず、運用できる資産が全くない人は、一生懸命に働かなければなりません。
そこである程度のお金を貯金できてからがスタートです。
貯金から、自分の生活に必要な「生活資産」と「運用資産」に分け、それから資産運用を考えていくべきだと思っています。
以下、それぞれ説明してきます。
生活資産
文字通り、生活に必要な資産のことです。
毎月、必ず支出することになる食費や光熱費などを合計した金額の数か月を、「生活資産」として確保しておくと良いと思います。
これは、仮に仕事もなくなり、運用も失敗した場合でも生活していけるために用意しておく、いわゆる”予備費”として考えてください。
私の場合は、半年分(6か月分)を生活資産として確保しています。
半年あれば、新しい仕事を見つけたり、稼げるスキルを身に付けることができたりすると考えているからです。
運用資産
運用資産は、運用に回せる資産のことです。
先に生活資産を確保していれば、安心して運用をして資産を増やしていくことができますからね。
仕事をしている人は毎月の収入で余った分はどんどん運用資産を増やしていき、適切に運用に回しましょう。
投資信託でS&P500関連
いざ、運用をしていこうとしても、株、債券、不動産、FX、暗号通貨など色々とあって何から始めたら良いか分からない人も多いと思います。
結論から言うと、「株」、その中でも「投資信託」から始めるとよいです。
「投資信託」は、様々な投資家から預かった資産を運用のプロが利益を生み出せる会社に投資するものです。
「投資を信じて託す」ということ。
更に、投資信託も「○○ファンドとか沢山あってわからないよ~。」と思う人もいますよね。僕もそうでした。
こちらも結論から言うと、「S&P500」に連動しているものであれば外れはないです。僕は、証券会社を楽天にしているのですが、「eMAXIS Slim」とか「楽天VTI」が有名ですね。
S&P500とは、アメリカの代表的な会社500社の株価指数のことで、日本でいうと日経平均のようなものですね。
世界のGDPトップのアメリカ企業は、まだまだ利益を生み出し続ける可能性があるので、世界中から資金が集まり、更に成長するというサイクルで、結果的に投資する初歩としては最適だと考えています。
まとめると、「S&P500に連動した投資信託」ですね。
口座開設
では、どうやって始めたら良いか、そんな疑問にお答えします。
「楽天証券」か「SBI証券」のどちらかでオッケーです。
楽天証券 SBI証券証券会社は、個人と会社の運用取引を代行してくれる会社なのですが、色々な会社がありすぎて迷います。実際に僕も迷いました。
しかし、判断すべき要素は、取り扱っている商品の種類と手数料の安さです。そのどちらも満たしているのが、ご紹介した「楽天証券」と「SBI証券」ですね。
どちらも大きな差はないので、後はサイトの見やすさなどで選んでいただくのが良いですよ。
ちなみに僕は両方の証券口座を開設していますが、楽天証券の方が見やすいと感じています。
まとめ
数万円くらいからでも良いので、始めることが大切です。
実際に値動きを見て、世界の経済に興味をもつようになれば、それからは自分で考えて行動できるようになります。
知らないこと、やったことがないことは誰でも不安に感じるものですが、一歩踏み出すことで今までとは違う世界が待っています。
みなさんが、一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。